共創から共進化へ ② by 神宮 眞由美
台湾のU理論実践者が主催する国際大会での日本代表発表者の一人に
2023年3月1日、U理論の日本のハブを主宰する方から突然の連絡が入りました。4月8日に、台湾のU理論実践者が主催して「グローバルエコシステムリーダーシップ ー Egoから、Ecoへ:協働アクションの力を活性化する」をテーマに、オンライン国際大会を開催することになったので、日本の実践活動事例の代表2名のうちの一人として、発表をしてほしいということでした。当日は、近畿への出張予定がありましたが、時間をつくることにし、世界的な動きの中で役に立てるものならとお引き受けしました。
ところが、準備時間があると思っていたところ、翌日までにプロフィールや発表タイトル、顔写真の提出が必要ということで、突然、慌ただしいことになりました。どうも、告知の最終段階で日本も加わることになったらしく、一番困ったのは、提出できるような顔写真が一枚もないことでした。MITとも連携するプレゼンシング・インスティテュートや変革のためのu-schoolを創始した、U理論の本家本元といえるオットー・シャーマー博士が講演することにもなっていました。博士は、国連、グローバル企業、政府機関、先住民族や難民の方達とも対話を重ね、世界の現実の変革を目指し、行動し続けている実践者です。
しかも、後から分かったのですが、この企画は、u-schoolが世界各地で無償で、提供されるよう必要経費を除いた全額の寄付を趣旨として、一人20,000円以上という基本オンライン参加費となっていました。こうなると発表者としての内容の質については一層心して臨む必要があります。台湾の主催者や発表者は、シンガポールでアジャイル経営をリードする企業家、読書体験を内面の成長と社会の刷新に活かせるよう育てる機会を展開する実績豊富な編集者、デザインの力を高齢者の生活の質の向上や地域共生に生かす社会イノベーションを政府とも連携して推進するデザイナーの方などでした。
当日の発表は、オットー(ファーストネームで呼び合っています)をはじめ、それぞれが独自のユニークな活動内容と、自らの内側の正直な心情も吐露するような、やはり、既存の学会やイベントでの発表姿勢とは異なる共感の橋を架け合うような文化が息づいていました。その中でのEFL共創センター代表としての発表でしたので、提起としてのEDUCATION FOR LIFEモデルの紹介をさせていただく他、未来からの声として、大島のu.lab 2xチームの主要メンバーの一人からの島外の国際高校への進学も踏まえたu.labの体験の生感想の録画ビデオも紹介させていただきました。中学校から高校へと羽ばたく、この方の語りは、深い反響を呼びました。
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