4.3 リアルワークショップ ②

前回のオンラインワークショップに続き、

4.3にリアルで集い、3Dマッピングのワークショップを行いました。


ともに、感じとる1   Co-Sensing 1

のテーマの元、それぞれが持参した課題を表すモノとコアメンバーが準備した、

自然の素材やカラフルな小物たちを活用して模型(3Dマップ)をみなでつくっていきます。

まずは、ぞれぞれ、いまの現況を表すモノを「なぜそう感じるのか」を言葉にしながら、模造紙の上に、順番に配置していきました。

それぞれが感じていることをモノをとおして表し、配置することによって、立体的に関係性が見えてくる新たな感覚でした。

下の写真は、上から見た現況をあらわす3Dマップです。

次にこの現況の3Dマップをそれぞれの方角の視点から眺め、考察しました。

  • East(ハート:何を感じるか)
  • South(ウィル意志:真実は何か)
  • West(マインド思考:何ができるか)
  • North(全体の保持)

実際に自分たちが見る角度を変えることによって、3Dマップの見え方が全然違ってくることに一同驚き、「視点を変える」ということが体感的にわかる集合的な経験でした。

最初にモノを配置するときは、方角を意識していたわけではないのに、結果的には、全体としてストーリーができるように配置されており、無意識的にも作業をしているんだということが見事なまでに顕在化しました。


最後に、現況の考察を得て、静かにそれぞれが、現れ出ようとしている未来の形に3Dマップを再配置しました。

上から見た写真でわかりづらいかもしれませんが、積み上げられていたレゴや積み木は、よりフラットになり、自由に広がり、今まで交流し合っていなかった形、素材、色の違うモノが集っています。

枠組みは外され、ハート(ハートが開いている人)や椿の葉(花を開くまでのプロセス)が増えました。

"問題"を表していた大きな石はハートが増えることによって、小さくなり、上下にあった人間関係を表すレゴもコミュニケーションや普段からの関係性を築くことによって、目線が同じになり、より協同的になっていく...

動かしているのは模型だけれど、実際はどのようなプロセスを経たらこの状況が変化するのだろうということを具体的に考えながら、大きな気づきを得ることができました。

3Dマッピングでは、モノを選び、意味を付けることも、話せないモノの力をかりて表現する力や想像する力、他の人の観点に共感し、ひとつのものを創り上げていていく協働する力、多角的な視野で考察し、今までの延長ではない思考で、ひらめきが活躍するアート的思考など、たくさんの学びや気づきに導いてくれました。

色々な場面でこのような3Dマッピングの手法が使われていったら、年齢に関係なく共に楽しみながら学べる画期的な方法だなと思います。


今後はインタビューを通してさらなる学びの旅を歩んでいきます。

一つの正解が決まっているわけではなく、何が結果として現れるのか、準備してるわたしたちも未知を楽しんでいます。無限の可能性を共に感じることのできるゆたかな学びの共創、ご参加をご希望される方は、事前打ち合わせなどありますので、まずはお問合せください。みなさまとの合流をお待ちしています。

UNIVER-CITY OHSHIMA

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