6.18 リアルワークショップ ④
スケジュール調整の結果、前回のワークショップから1ヶ月以上あいてしまいましたが、
プレゼンシング(Presencing ) モジュールの4Dマッピングを行いました!
まずは、前回からの1ヶ月くらいの間に起きた、自分のハートに触れた大切な瞬間を分かち合いました。それぞれにいろいろな気づきや経験がある中で、あらためて年齢や立場を超えて集えることに感慨深さを感じました。
続いて、4Dマッピングに入る前にファシリテーターからプレゼンシングについての導入がありました。
思考を働かせることよりも、身体の感覚で今の瞬間を感じとること
源と繋がっていること
英知をまるごと受け取ること
など大切なエッセンスが共有されました。
呼吸を整え、体を感じるワークをしてから、いよいよ4Dマッピングです。
下記の6つの中から、それぞれ立候補で役を決め、部屋の中でひとりずつ形・ポーズを決めていきました。
・生徒
・先生
・地域のサポーター
・マージナライズド(取り残されている人やことがら)
・地球
・もっとも高い可能性の未来
ここで大切なのは、演じるのではなく、役の感覚になりきるということです。
そして、普段の自分ではない役になるということ。
形が決まったら「わたしは...見ています・感じています」など1文で述べます。
6つの役、全員が部屋に入ったら、ファシリテーターの声かけで位置や体勢を調整します。
これが、現状のシステムを表す彫刻1(Sculpture 1)です。
(カメラの位置の関係で、全員は写っていません...)
ここから、結果についてのどんな考えも手放し、動きが出始めるまで、じっと留まります。
他の役の人の微細な動きや、空間の変化を感じ取り、彫刻が動き出します。
自身も空間をつくる一つの要素となっていくことを体感しながら、「社会的な身体」が停止するまで、動きは続きます。
動きが止まったところ、これが彫刻2です。
その場から、役どころの名前と経験を「わたしは...見ました・感じました」など1文で述べます。
どこから動きが始まったか
いつ彫刻が変わったのか
彫刻1と2は違いは何か。
などを振り返り対話します。
真ん中には誰もいなかった彫刻1から
生徒が自由を感じ寝そべっているのが象徴的な彫刻2。
生徒が動き出すまえに、「もっとも高い未来の可能性」役の手の動きがあり、
あらゆる役が動き出しました。
最後に役から意識的に抜け出すためのプロセスを経て、4Dマッピングを終えました。
その後、ワークショップを通じて得たことや今後の結晶化・早期モデル化(Crystallizing & Prototyping)に向けて、対話を重ねました。
ひとりでは気付くことのできない感覚を今回のワークショップで経験することができました。
身体の感覚・フィーリングで表現していくこと
それぞれ個別の動きでも、連動し、全体として繋がっていること
何がきっかけで、何が大切なのか
それぞれに感じ、表現し、
今までの自分とは違う役を演じることにより、気づかなかった視点から
システムの源にアクセスするワークショップとなりました。
それぞれの役だからこそ、気づいた視点や今回の6つの役になっていない関係者など、
次回のワークショップでさらに振り返ります。
次回の開催は7.3の予定です。
対話やジャーナリングを通じて、具体的に実践しながら学ぶ「結晶化・早期モデル化」を行います。どのような試作モデルのイメージが生まれるか、楽しみです!
0コメント